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チケットは不要!きほく燈籠祭の花火を120%楽しむ5つの方法|三重県紀北町

チケットは不要!きほく燈籠祭の花火を120%楽しむ5つの方法|三重県紀北町

2024.07.25

こんにちは、美村アンバサダーのBUNSUNの川合です。

この記事では、三重県紀北町の花火大会「きほく燈籠祭」についてまとめています。

・きほく燈籠祭ってどんな祭なの?
・どこで花火が見れるの?
・当日の混雑情報は?

そのような疑問に、美村地域の住民であるわたしがお答えします!

記事の前半では紀北町の花火大会「きほく燈籠祭」についての基本情報を、後半では楽しみ方や歴史までまとめました。

・有名な花火大会に行きたい
・感動する花火を見たい
・燈籠祭について詳しく事前に知りたい

そのような方向けの記事になっていますので、ぜひご覧ください。

目次

きほく燈籠(とうろう)祭とは?三重県の夏の風物詩を解説

きほく燈籠祭は、三重県紀北町の紀伊長島港で、毎年7月後半に開催される有名な花火大会です。令和6年(2024)は7月27日(土)に開催されます

1年で1番紀北町に人が来るほど、県内だけでなく県外からもたくさんの人々が花火を見に来ます。

ちなみに去年の来場者数は約5万人です!会場内だけでなく紀北町の至る所が非常に混雑するので、この記事を見てスムーズに燈籠祭を楽しめるよう事前に確認してみてくださいね。

祭りの見どころ

祭りの見どころは海に浮かべた大燈籠と、全国で唯一、紀北町でしか見ることのできない花火「彩雲孔雀」(さいうんくじゃく)です。

優しく灯された巨大な燈籠が海に浮かぶ幻想的な雰囲気の中、夜空一面に打ち上がる彩雲孔雀(さいうんくじゃく)。さらにその上に、虹がかかるように花火が打ち上がる景色は感動ものです。

しかも、花火の色は海面にも映り込むので、夜空だけでなく視界全体を花火の彩りが埋め尽くします。

ぜひ写真のような美しい瞬間をお楽しみください!

花火大会の規模と特徴

きほく燈籠祭の花火は、紀北町の地形を活かした「ここだけでしか見られない花火」なんです。

というのも、花火の打ち上げ場所である堤防の折れ曲がった地形を利用して、虹を描くように花火を打ち上げているからです。

そして、ただ花火を見るだけでなく、潮風によって運ばれてくる火薬の匂い、紀北町の山に跳ね返る花火の迫力ある音で花火を会場で体感してもらいたいです!

「彩雲孔雀(さいうんくじゃく)」を含め、約3,000発の花火を「目・鼻・耳」全てで楽しむことができる大迫力の花火大会となっています。

チケット不要で楽しめる!アクセスと駐車場情報

電車での行き方

最寄り駅は「JR紀伊長島駅」です。

松阪方面と熊野方面からからお越しの方は「JR紀勢本線」に乗り、「JR紀伊長島駅」までお越しください。

当日は電車で会場へ行く人も多いため、JRの臨時列車が数本運行されます。通常であれば本数が少ない線なので、臨時列車のおかげで混雑がある程度分散されるかと予想します。

ただ、臨時列車だからといって混雑を完全に避けられるわけではないため、確実に混雑を避けたい方は臨時より前の電車に乗るのがおすすめです!

臨時列車は以下の通りです。

【行き】

・多気行き(臨時) |  多気駅(18:08発)→紀伊長島駅(19:16着)

【帰り】

<松阪・亀山方面>
・多気行き(臨時) |  紀伊長島(21:19発)→多気駅(22:29着)
・松阪行き(臨時) |  紀伊長島(21:58発)→松阪駅(23:16着)


<尾鷲・新宮方面>
・新宮行き(特急) |  紀伊長島(21:58発)→新宮駅(23:14着)
・熊野行き(普通) |  紀伊長島(22:06発)→熊野市駅(23:24着)

最寄りの紀伊長島駅から会場の紀伊長島港までは徒歩で約25分です。

長く感じるかと思いますが、漁港周辺の街並みを感じながらハイキング気分を味わえますよ。小さなお子さんにはベビーカーが必須の距離感となっています!

車での行き方と駐車場

今年から会場には駐車場が無くなり、会場外の駐車場に停めてから徒歩かシャトルバスで会場へ向かうことになりました。

HPに記載されている8つの駐車場が準備されています。

今年は以下の駐車場に停めて会場までお越しください。

・P1 始神さくら広場
・P2 横城
・P3 みえ熊野古道商工会
・P4 西小学校グラウンド
・P5 東長島公民館
・P6 東小学校グラウンド
・P7 赤羽運動公園
・P8 多目的広場 / 海山
(P1〜P7は駐車場料金1,000円)


<P1 始神さくら広場>
住所
〒519-3208
三重県北牟婁郡紀北町三浦763番地1
収容台数
300台
開場時間
11:00
シャトルバス
あり
近隣トイレ
あり
<P2 横城 >
会場まで徒歩で約20分(約2km)
江の浦大橋の交通規制が19:00~22:30まであるため、花火終了後混雑のピークを過ぎてから帰宅したい方向け駐車場
住所
〒519-3205
三重県北牟婁郡紀北町長島横城
収容台数
150台
開場時間
9:00
シャトルバス
なし
近隣トイレ
なし
<P3 みえ熊野古道商工会 >
会場まで徒歩で約15分(約1km)
住所
〒519-3205
三重県北牟婁郡紀北町長島2141
収容台数
120台
開場時間
7:00
シャトルバス
なし
近隣トイレ
なし
<P4 西小学校グラウンド >
会場まで徒歩で約13分(約1km)
住所
〒519-3205
三重県北牟婁郡紀北町長島1538
収容台数
150台
開場時間
7:00
シャトルバス
なし
近隣トイレ
なし
<P5 東長島公民館 >
会場まで徒歩で約20分(約2km)
住所
〒519-3204
三重県北牟婁郡紀北町東長島915-2
収容台数
90台
開場時間
9:00
シャトルバス
なし
近隣トイレ
あり
<P6 東小学校グラウンド >
会場まで徒歩で約20分(約2km)
住所
〒519-3204
三重県北牟婁郡紀北町東長島2458
収容台数
220台
開場時間
9:00
シャトルバス
なし
近隣トイレ
あり
<P7 赤羽運動公園 >
住所
〒519-3203
三重県北牟婁郡紀北町島原1402-55
収容台数
150台
開場時間
11:00
シャトルバス
あり
近隣トイレ
あり
<P8 多目的広場 / 海山 >
住所
〒519-3406
三重県北牟婁郡紀北町相賀481-1
収容台数
150台
開場時間
制限なし
シャトルバス
あり
近隣トイレ
なし
あくまで予想となりますが、会場へのアクセスが近いことから以下の順番で駐車場が満車になると思われます。

みえ熊野古道商工会→紀北町立西小学校→横城駐車場

特に「みえ熊野古道商工会」駐車場は、例年の傾向から9:00〜10:00の間に満車になる予想です。

昨年はあっという間に駐車場は満車になったので、車でお越しになる方は早めに来ることがおすすめです!

各駐車場の開場時間やシャトルバスの有無、会場周辺の交通規制(車両・歩行)についてなど、正確な情報は公式HPの最新情報をご確認ください。

公式HP「駐車場&交通規制」
https://touroumaturi.com/?p=1159

シャトルバスサービスについて

会場から距離のある駐車場からはシャトルバスが運行しています。

シャトルバスの本数は1時間に1本で乗車人数が限られているため、必ず待っている人が全員乗れるわけではありません。 万が一乗り過ごすと待ち時間が長くなるため、時間を見越した早めの行動が大切です。

また、花火会場の近くの駐車場はすぐに満車になる可能性が高いので、あえて離れた駐車場からシャトルバスで会場入りするのも1つの方法です。

ただ、注意点は「シャトルバスは花火会場に直接到着しない」ことです。

シャトルバスで行けるのは「みえ熊野古道商工会」で、そこから花火会場まで徒歩で約20分かかります。

暑い夏ですので、シャトルバスを利用したとしても20分は歩くことをご確認ください。

【シャトルバス時刻表】

<行き>
◼️赤羽運動公園→みえ熊野古道商工会(乗車時間20分)

1便 12:00
2便 13:00
3便 14:00
4便 15:00
5便 15:00
6便 16:00
7便 16:00
8便 17:00
9便 17:00
10便 18:00
11便 18:00


◼️始神さくら公園→みえ熊野古道商工会(乗車時間20分)

1便 12:00
2便 13:00
3便 14:00
4便 15:00
5便 15:00
6便 15:00
7便 16:00
8便 16:00
9便 16:00
10便 17:00
11便 17:00
12便 17:00
13便 18:00
14便 18:00
15便 18:00


◼️多目的広場→みえ熊野古道商工会(乗車時間30分)

1便 16:00
2便 16:30
3便 17:00
4便 17:30
5便 18:00
6便 18:30

シャトルバスの利用は特に15:00 / 16:00 / 17:00 / 18:00発が大変混み合います。混雑を避けたい方は早い時間の便をおすすめします。


<帰り>
◼️みえ熊野古道商工会→赤羽運動公園・始神さくら広場・多目的広場

みえ熊野古道商工会→赤羽運動公園  21:35〜23:30
みえ熊野古道商工会→始神さくら広場・多目的広場  21:35〜23:30

※満員になり次第ピストン運行

帰りの交通手段の確認

車の場合、抜け道は絶対に避けた方がいいです。

花火終了後はとにかく会場周辺が混雑しています。狭い抜け道などは民家であり、一方通行や駅へ向かう歩行者が多いので危険だからです。

車で帰宅する際は、渋滞していても大通りを利用することをおすすめします。

【何が正解?】きほく燈籠祭へのおすすめアクセス方法

おすすめの行き方は以下の通りです。

【車で行く場合】

・駐車場が開場してから1時間以内に行く

【電車で行く場合】

・午前中の電車に乗って行く

なんといってもきほく燈籠際は三重県でも有名な花火大会!県内だけにとどまらず県外からも大勢の人が来ます。

できる限り早く行くのがベストな方法です。会場での待ち時間も増えますが、混雑を避けられるのはメリットが大きいです。

◯「車+電車」でいく方法

「車で行きたいけど、混雑は避けたい」という方におすすめなのが、松阪駅周辺の駐車場に車を停めて、電車で「JR紀伊長島駅」に行く方法です。

昨年は早い時間から駐車場が満車になりましたし、帰りは渋滞は目に見えているので、朝1番で出発できない場合やスムーズに帰路につきたい方は、「車+電車」も選択肢の1つになります。

花火を最高に楽しむベストスポット情報

花火を最高に楽しむなら、会場の案内所周辺かメインステージ周辺がおすすめです。
港なので建物など視界を遮るものなく花火を存分に楽しめます!

ちなみに堤防は前日の夕方16時から席取りが可能となっております。

確実に会場内で座ってゆっくり花火を堪能したい人は堤防で席をとったほうが快適に花火鑑賞を楽しめると思います。

座って大迫力の花火を堪能するなら紀伊長島港の堤防一択です!会場マップはこちらからご確認ください。
https://touroumaturi.com/?p=1257

【燈籠市】屋台やキッチンカーで地元グルメを堪能

早くから会場入りする方はお腹も空くと思うので、食事も楽しみながら花火までの時間を楽しむのもいいかもしれません。

唐揚げ・たこ焼き・焼きそば・ポテト・牛串・ハンバーガー・クレープ・フルーツあめ・冷やしフルーツ・冷やし芋・かき氷・スムージーなどたくさんの飲食を楽しめます。

また、くじ引きや縁日もする予定だとSNSで投稿されていたので、お子さんも退屈することなく花火を待てますよ!

子連れでも楽しめる?会場の設備や安全対策まとめ

「きほく燈籠祭に行きたいけど、子連れだと大変かな…」と感じる方もいらっしゃると思います。

紀北町の職員さんに確認した情報をもとに、子連れできほく燈籠祭に行く注意点をまとめます。

トイレとおむつ替え

会場内には仮設トイレはありますが、おむつ替えできるトイレはありません。

仮設トイレは大20基、小6基。

会場内のトイレは非常に混み合うので、花火をゆっくり見たい方はお子さんのトイレは花火開始の1時間前までに済ましておくことをおすすめします。

また、大変混雑することからトイレットペーパーが無くなった場合も想定して、ティッシュやおしり拭きがあると安心。

そして会場内はおむつ替えをできるトイレがないことから、レジャーシートなど一時的にお子さんが寝転べる敷物があるといいと思います。

会場内のトイレは一見多いと思う方もいられると思いますが、当日は混雑するので前もっての行動を心がけましょう。

ベビーカーでも行けるのか?

会場内は周りが夜で暗い中、非常に混雑しているのでベビーカーの利用には注意を払いましょう。

会場は斜面がなくベビーカーでは移動がしやすいですが、混雑した場合は危険です。場所取りした余裕ある場所や、花火終了後に一斉に観客が帰る波を待つなどして安全を確保する必要があります。

救護室や安全対策について

救護室はありませんが、何かあった場合のために救護員は受付に常駐。また、会場内には約150人の紺色の燈籠祭Tシャツを着たスタッフがいます。

祭りが円滑に楽しめるよう誘導や見回りをしてくれているので、何か困った際はお気軽にお声がけください。

3つの注意点

◼️海への転落に注意!

会場は港なので目の前に海があります。転落防止のネットや柵はありませんので注意が必要です。

特にお子さん連れの方は、堤防の1番前ではなく、なるべく後ろで見ることをおすすめします。


◼️熱中症には十分に注意!

会場内には日陰が少ないです。直射日光の中で花火を待つ場合もあるので、大人だけ先に会場入りしてお子さんは後から来るなど、工夫することをおすすめします。

もしお子さんも朝から会場入りする場合は、帽子や水分補給などの対策をくれぐれも心がけてください。


◼️虫除けスプレーを持参する

蒸し暑い中に人が密集するので、汗の匂いにつられて蚊が集まりやすいです。

また、海が近いのでフナムシなどの海虫が足元を這うかもしれないので、虫除けスプレーを持参するなどの対策をおすすめします。

きほく燈籠祭の歴史|知れば知るほど面白い祭りの裏話

きほく燈籠祭は長年ずっと続いてきた祭りではなく一度は途切れていた過去がある祭りです。

祭りの歴史

元は川開きのイベントとして鳥型の燈籠を流したのが燈籠祭の起源です。当時は全国的に広く知れ渡っていたものの、若者の流出、予算不足によって1974年に一度中断してしまいました。

しかしながら中断してから14年後に、「紀北町として全国に誇れるものは何か」と地元の商工会青年部を中心とする若者が声を上げ、燈籠祭が復活!

まさに、地元の若者の熱い思いが集結した、紀北町を代表する祭りです。

大燈籠制作の流れ

大燈籠は地元の実行委員会のメンバーが計画から製作まで全て行い、毎年手作りされています。

大まかに説明すると、 燈籠祭の大燈籠製作は1月に始まり、テーマ決定と初会議を経て、3月にデザインと鉄骨図面が完成。

4月に材料を発注し、5月から実際の製作に入り、竹の準備と骨組みの組み立てが行われます。

6月は形成と電飾の設置、7月には布張りと塗装を施し、祭りの前々日に会場で最終組立て。

祭り当日までかかる一大プロジェクトです!

きほく燈籠祭の花火の秘密

きほく燈籠祭は大燈籠だけでなく花火も毎年テーマによって演出を変更します!

燈籠祭実行委員の花火室が一から構成を考えこだわり抜いた演出を当日は見ることができますよ。
演出のこだわりは、ただ打ち上げるだけでなく打ち上げのタイミングや種類、色など人々を感動に巻き込む工夫がなされています。

毎回違うその年ならではの演出を見ることができるきほく燈籠祭。「1度来るとまた来年も来たくなる」そんな花火大会です!

まとめ

この記事では、三重県紀北町で開催されている花火大会「きほく燈籠祭」についてまとめました。

きほく燈籠祭は県内外・老若男女問わず支持があり、県内でも大人気の花火大会です。

きほく燈籠祭の人気の理由は、約半年かけて作成した海に浮かぶ大燈籠、ここだけでしか見ることのできない花火を実行委員が自ら考え、とことんこだわりを追求した最高の花火大会だからです!

・紀北町唯一無二の花火「彩雲孔雀(さいうんくじゃく)」
・優しく灯された大燈籠が海に浮かぶ幻想的な光景
・構成にこだわりぬいた花火

これらの魅力がたっぷり詰まった最高の花火大会「燈籠祭」です!

ちなみに、

・城ノ浜プール&ビーチから車で約15分
・銚子川領域から車で約30分
・道の駅 紀伊長島マンボウから車で約10分

となっておりますので、ぜひ紀北町の夏を楽しみにきてくださいね!

明和町 BUNSUN

明和町/Webマーケター

三重県明和町の生まれ。地元の高校を卒業後、地元の企業で約7年間の経験を積み、その後Webマーケティングの会社を設立しました。
美村で好きな季節は、夜に明和町の海から心地よい風が吹く夏の終わり。昨年、複合型サテライトオフィス「明和インキュベーションセンター」もオープンし、地域内外の交流促進も活発になってきています。落ち着いた自然と住みやすい環境の美村地域を楽しんでください!

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